早慶理工 入学者偏差値推定

慶應義塾大学理工学部・早稲田大学理工3学部(基幹・創造・先進)の入学者偏差値を、公式入試統計(2025年度)、河合塾全統模試、駿台ベネッセ併願成功率(2023年度)のデータから統計的に推定するツールです。

なぜ入学者偏差値が重要か

河合塾や駿台が公表する偏差値は「合格者偏差値」であり、合格後に辞退する層を含んでいます。早慶理工の場合、合格者の大半が東大・東工大との併願者であり、国立合格者は辞退するため、実際に入学する学生の学力分布は合格者偏差値とは大きく乖離します。

推定結果

大学合格者平均入学者平均低下幅
慶應理工68.665.9-2.7
早稲田理工(8学科)68.465.7-2.7

入学者の構成

入学者の多くが東大不合格者と推定されます。東工大落ちや第一志望等が平均63〜65で全体平均を引き下げ、入学者平均は約66に収束します。なお、構成比率はモデルの推定値であり、各偏差値帯の国立大併願率は直接のデータに基づかないため、実際の割合とは異なる可能性があります。

国公立大学との学力分布比較

河合塾全統模試の偏差値帯別合格者数(実データ、情報系学科を除く工学系)と本サイトの慶應理工入学者推定を比較します。国立大学は前期日程で1校しか受験できないため、合格者の学力分布はボーダー付近に集中し、上位層も下位層も薄い特徴があります。また国立は併願不可のため合格者≈入学者となり、実質的に入学者同士の比較となります。

大学平均偏差値最頻値帯人数分布の特徴
慶應理工入学者(推定)65.963.8-66.3655右に厚い非対称(東大落ちが上位に集中)
東工大合格者(実データ)66.866.3-68.8382ボーダー集中、上下とも薄い
阪大理工系合格者(実データ)63.963.8-66.37203学部合算、62.5帯に集中

慶應理工入学者の学力分布は、上位層が東工大合格者(平均66.8)の分布と重なり、下位層が阪大理工系合格者(平均63.9)の分布域に近接する幅広い学力帯となっています。合格者平均68.6から入学者平均65.9への低下は、この幅広さに起因します。

併願成功率の検証(駿台ベネッセ 2023)

併願パターン慶應理工早稲田基幹理工
東大理I合格者97.0%97.1%
東大理I不合格者61.5%47.3%
京大工合格者73.5%63.4%
京大工不合格者33.0%15.4%
東工大合格者61.8%54.7%
東工大不合格者17.1%8.5%

データソース

慶應義塾大学・早稲田大学 公式入試統計(2025年度)、河合塾全統模試偏差値分布、駿台ベネッセ併願成功率データ(2023年度)